「二つの間で」とは何か?
コルビュジエが完成させた最後の美術作品
「二つの間で」は、ル・コルビュジエが晩年に7年かけて完成させた、詩とリトグラフ(石版画)を一体化させた詩画集です。
この作品は、コルビュジエが完成させた最後の美術作品であり、彼の思想の最終到達点ともいえる作品です。
文字や図像の細部まで巨匠自らが石版に刻んだ本作は、身体的な創作の最終記録として美術史上極めて高い希少性を持ちます。
「二つの間で」では、「石」と「牡牛」という二つの主要モチーフを使って、コルビュジエが生涯にわたって探求した「対立概念の調和」や 「二元性の共存」などの哲学が表現されており、彼の集大成ともいえる作品となっています。
「3つの顔」とは何か?
論理性から人間性への回帰を示した版画
「二つの間で」には全18個の版画が含まれていますが、その最後(第18個目)を飾るリトグラフ(石版画)が「3つの顔」です。
第1個目から続く「思考と物質の対話」の結論として、最終的に「人間(の魂)」に立ち返ることを示しています。
「3つの顔」と呼ばれる理由は、視覚的な描写そのものに加え、連作の締めくくりとして「人間の多面性と調和」という哲学的な結論を提示しているからです。
「建築家への賛辞」をモチーフにしたトートバッグ
「ル・コルビュジエ―諸芸術の綜合 1930-1965」(パナソニック汐留美術館)において販売用として、この『二つの間で』の版画集から「3つの顔」をオリジナル・トートバッグのモチーフとして作成しました。
B4サイズの書類が入る大きなトートバッグで、ちょっとした買い物や大学の授業のテキストなども楽に入ります。